研究論文他

研究論文他、AGEに関する記事を掲載しています。

「ガンとAGEについて」

ヨーロッパでは10の国が集まって、どんな食べ物や生活習慣が
「がん」と関連しているのかについて、かなり以前から詳しい研究が行われています。

これまでに52万人以上の方のデータが約25年に渡って集められてきました。
今回、この研究の責任者のお一人であるカナダ、トロント大学のブルース教授から、
私どもに連絡が入り、AGEと大腸がんとの関連性について是非、調べてほしいと依頼を受けました。

ブルース教授から送られてきた血液は、なんと2,000人分以上。
この方々のAGEを全て測り、高い人と低い人で大腸がんになる危険性が違うかどうか、
つまり、「大腸がんになりやすいかどうか」、AGEを測ることで予測できるか検討したわけです。

その結果、AGEが高い人ほど直腸がん(肛門の出口付近にできる大腸がん:渡哲也さんが手術された病気、
しばしば人工肛門をつくる必要がでてくる)に約2倍なりやすいことがわかりました。

特に、お酒を飲む習慣のある方(1日あたり男性で500mlの缶ビール1本あるいはワイングラス2杯:
女性で350mlの缶ビール1/2本あるいはワイングラス2/3杯)では、
AGEと直腸がんとの関連性がさらに高まります。
なんと、AGEが高いお酒飲みは、直腸がんに約3倍かかりやすいようです。気をつけたいですよね。
この研究では、患者さんの喫煙習慣、肥満、糖尿病、運動不足、肉好き、野菜嫌いなどを全て調査してあります。
こういった大腸がんにかかりやすい病気や生活習慣の有る無しに関わらず、AGEは直腸がんと関連しています。
つまり、食事からのAGEの摂りすぎそのものが、直腸がんの発症に関わる可能性が考えられます。
本研究の詳細は、アメリカ癌学会の専門誌に掲載されています。興味のある方は、論文をお読みください。

文 山岸昌一

※英文です。
http://cebp.aacrjournals.org/content/early/2015/09/24/1055-9965.EPI-15-0422.long

2016/08/26   reage

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