AGE(エージーイー)って何?

年齢を重ねると気になるシワやシミ、たるみ・・・。 紫外線や酸化が原因ということはよく聞きますが、「糖化」や「AGE」という言葉をご存知でしょうか? 老化や病気を引き起こすキーワードとして最近注目されています。 「AGE」(Advanced Glycation End Products=終末糖化産物)とは、 タンパク質と糖が加熱されてできた、老化を進行させる原因物質のひとつです。 最近の研究で、「AGE」値が高いと、肌のたるみやシワなど見た目の老化をまねくだけでなく、 動脈硬化や心筋梗塞など、致命的な病気の原因にも関与することがわかってきました。 分かりやすく言えば老化のスピードを左右する物質です。 老化の原因物質が発見されたからには、それを取り除いたり、 減らしたりすれば老化を防ぐ方法も見つけることができるはずです。 「AGE」について正しい情報を知って、今日から老化対策を始めましょう!

老け顔に見えるたるみやシミ、シワ、くすみは『AGE』の仕業。

年を重ねると髪が薄くなったり、太ったり、シミやシワが増えたり。 外見によって若く見える人と老けて見える人に分かれてきます。 この差はどうして生まれるのでしょうか?40歳を過ぎると老化のスピードが加速し始めます。 それには「体をつくっているタンパク質の糖化」つまり、老化を促進させる悪玉物質『AGE』(エージーイー)が深く関わっているのです。 この『AGE』という物質、実は老け顔の原因の一つなのです。   たとえば、正常な皮膚に『AGE』がたまると、コラーゲンが変形してハリを失い、 肌のプリプリ感が損なわれてシワができたり、皮下脂肪の重みに耐えられずにたるみが出てきたりします。 これらシワやたるみを加齢の特徴として見て取りますので、 『AGE』のたまり具合によって、実年齢より若く見えたり、老けて見えたりするわけです。 老け顔の人は、体の中にも『AGE』がたまっていて、 それが血管や骨などの老化にも関わっている可能性がわかってきました。 つまり、見た目が老けている人は体内の老化も進んでいることになるのです。

糖化とは「糖」と「タンパク質」が生み出す反応。

目の前においしそうなホットケーキが焼き上がってきました。甘く香ばしい香りとともに、湯気を出している表面は何色でしょう?そう、こんがりとおいしそうなきつね色ですね。これこそが「糖化」現象です。ホットケーキの材料は、小麦粉、卵、牛乳、砂糖などですが、これらの中の「タンパク質」に、加熱によって「糖」が結びつき「糖化」したのです。この現象は「メイラード反応」とも呼ばれています。
そしてこの「糖化反応」は、食べ物だけでなく「糖」「タンパク質」「加熱」などの条件がそろうと、至るところで生じてくるのです。

ここで人間の体を考えてみてください。人間の体はコラーゲンなどの「タンパク質」からできています。 また、食事からとった「糖」をエネルギーとして利用しています。そして、私たちの体温は36℃〜37℃です。 そう、人間の体内でもまるで体の中身がじっくりと調理されるかのようにじわじわと「糖化」が進んでいるのです。 では、人間の体内ではどんなときに「糖化」が進んでしまうかと言えば、ズバリ、体内に「糖」が過剰にあるときです。

糖化は、いわば「タンパク質」にできた糖の「こぶ」のようなもので「糖」が体内に余分にあるほど、「タンパク質」にたくさんの「こぶ」ができてきます。最初のうちは「糖」の濃度が下がれば「こぶ」が取れ、元の正常な「タンパク質」に戻ります。元の正常な「タンパク質」に戻れば、体に悪影響を及ぼすことはありませんが、「タンパク質」がさらに高濃度の「糖」にさらされてしまうと本来の「タンパク質」とはまったく異なる「こぶ」だらけの物質となってしまい、元にもどることができなくなります。この「こぶ」がたくさんついて変性した「タンパク質」が『AGE』(終末糖化産物)と呼ばれるものです。これが老化物質となり、シミ、シワ、くすみや、多くの病気の原因となるのです。

『AGE』は、多くの病気の引き金になる。

人間のカラダは水分と脂肪分を除くとそのほとんどは、「タンパク質」でできています。「タンパク質」は、血管、脳、筋肉、皮膚、髪の毛、骨、いろいろな臓器に存在し、それらが「糖化」すると体の至るところで、いろいろな障害が出てきます。

例えば、皮膚。そもそも皮膚の真皮部分は、コラーゲンや弾性繊維などの「タンパク質」でできています。これらの「タンパク質」によってハリや弾力性が生み出されています。しかし、これらが「糖化」を受け、『AGE』化すると、機能が低下し、肌のハリや弾力性が失われ、シワ、たるみが出てきます。また、肌は「糖化」によって、黄色や茶色化します。そのため「黄ぐすみ」という老化現象が起こってしまうのです。

髪の毛でも似たようなことが起こります。髪の毛のほとんどはケラチンという「タンパク質」でできています。これが「糖化」し『AGE』化すると、強度が低下し、髪のコシが失われ、もろく傷みやすい髪質になってしまいます。キューティクルを含む「タンパク質」の透明度も低下するため、ツヤも失われます。

体に張り巡らされている血管も「タンパク質」でつくられています。血管の「タンパク質」が『AGE』化すると、血管の内側が厚くなり、「動脈硬化」が起こります。「動脈硬化」が進み血液の流れが悪くなり、脳の血管が詰まってしまうと「脳梗塞」、心臓の血管が詰まってしまうと「心筋梗塞」が起こります。人間の体内にはさまざまな「タンパク質」があります。そのすべての「タンパク質」で『AGE』化が起きますので、体中に障害が出てくるのです。他にも、骨粗しょう症、アルツハイマー病、変形性関節症、更年期障害、歯周病、脂肪肝、白内障、がん、メタボリックシンドロームなど多くの病気の原因になっていることがわかっています。

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